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2012年03月24日

スターターモーター空回り。

車検でお預かりのミニキャブバン(オートマ)。
時々セルが空回りしてエンジンが掛からないことがあるとの事。

早速、現象確認するも中々現象が出ないので、
スターターモーターを取り外し単体点検。
ん??異常なし。。。

もしや。。。と思い、リングギア(エンジンと直結されてる大きなギア)をクランクシャフトをゆっくりと回し確認すると、4~5歯一部欠けてる。

丸みを帯びてるのがトルクコンバーター。
その周りのギザギザがリングギア。
このリングギアにスターターモーターのピニオンギアが飛び出してかみ合いエンジンを回転させエンジンをかける。(エンジンを掛けるとに出る金属音はここから出る。)

正常な部分。


ギアの歯が欠けてる部分。


話にはたまに聞くけど、本当にギアの歯が飛んでるのは初めて見た。

試しに歯が一部破損してるとことをスターターモーター取り付け位置に合わせて
エンジンを掛けようとしたら、見事空回り。

リングギアの交換するにはミッションを降ろさないとできません。
丁度エンジンとミッションのつなぎ目にあるので(エンジンの後ろ側、ミッションの前側)
早速、部品を調べると、トルクコンバーターと溶接で一体となってるので、
価格は約7万円!!!

リビルト(再生部品)で約4万円。

諸事情によりリサイクル品(中古部品)約2万5千円に決定。

久々に社長と仲良く2人で作業。

軽のFRのミッション脱着は超簡単!!!
30分もせずに下ろすことができ、トルクコンバーターをオートマ本体に取り付け!
と言ってもただ差し込むだけ。。。
なんだけど、ただ差し込むだけな割には難しい。。。
奥の奥まできっちり入れないと、組み上げても車が走らなくなるのでなんども確認しながらの作業。
何度やっても本当に奥まで入った!って節度感が無い。
う~ん。95%入ったと確証を持って組み上げ。

オートマオイルの量を合わせて作業終了~。

完了後試運転してみると、あんまりアクセルを踏み込まなくても車が進む。
トルクコンバーター変えるだけでこんなにエンジンの駆動力がタイヤに伝わるとは。。。

トルクコンバーターがへたるなんて時々聞くけど、今日初めて体感しました。
14万キロも走ると色んな所が少しずつへたるんですね~。(故障とはちょっと違う)


面白い仕事をさせて頂きました。
ありがとうございました!  

Posted by Sunny day auto service at 11:26Comments(0)車検