4月に販売した、メルセデスベンツE220dワゴン。W212後期
初めて車を所有するお客様で、
もちろん輸入車は初めて!
何か小さな事でも修理になると万単位いや10万単位で
修理費がかかる事も多々あるので、そこそこ費用は掛かるけど、
グーの中古車保証に入って下さい!!とお願いして入って貰いました。。。
そしてその保証を使う日はすぐに来ました。。。。
エンジンチェックランプ点灯です。。。。。
ボッシュの診断機で診断すると、
DPFフィルタに煤が溜まりすぎてるってエラーコード。。
もう一つ入ってるのが、不明なコードと出る。。。。
もう一つを知りたかったので、
テクサの診断機でみると、
不明なコードと、
排気温度センサー3番オープンショートと出る。。。。
2つの診断機を使ってやっと全てのエラコードを拾い出すことが出来た!
が、問題はここから。
どれが3番の排気温度センサーか分からない。。。(全部のセンサーが見えない。。。)
そして、点検しようにも基準値も分からない。。。。
部品屋さんに図と排気温度センサー全てを見積もりを依頼。
全部のセンサーを見積もると、個数がわかるので、後ろから数えたら、
場所が特定出来る!と考てみた。
3個排気温度センサーの見積もりが返ってきたので、一番後ろで間違いない!
と思い、サーキットテスターで抵抗を計ると210Ω。
ん???なんか絶妙な数値が出たぞ。。。
比較するために2番で抵抗を計ると、導通無し。。。。
ん???
こっちの方が壊れてる気がする。。。
ここで(先生と言ったら俺は先生じゃない!っていつも言われるけど、)先生に相談。
アドバイスは、診断機を繋いだまま、排気温度センサーを順に外して行くと、どれが何番かわかるやろ!
故意にエラーコードを作って反応させて特定するしかないよ。との事。
でやってみると3番と思い込んでた場所が4番だと。。。。
ということは
2番だと思い込んでいたとのが3番。!
導通がない箇所が故障箇所で間違いない!
排気温度センサー約25000円。。。
センサー交換後はセンサーのエラコードは消えたけど、DPFの詰りのコードが消えない。。。
交換前は356%の煤の堆積
交換後は215%まで下がっているが、エラーコードは消えない。
調べると、DPFは自動再生でドライバーには気がつかない様に燃焼させると、資料に書いてあるが、
どんな条件下でそれが始まるのかが分からない。。。。
一先ず走ってみるしかない!って事で福岡市の都市高速2周走ってみた。
198%までは下がったが、まだエラー状態。
ワコーズのDPFを直接洗う洗浄剤をやってみたけど、状態は変わらず。。。
こうなると、センサーの異常か?と思い、今度は差圧センサーの配管の
詰りを疑い、外して、エアを吹き込むもスーとエアーは流れて行く。
差圧センサーにエアを当てると、反応している。。。
うーん。。。。
困った。。
診断機をよくよくみると、DPF交換時に行うリセット作業が出来る!
リセットしてみると、0%に!
これでよしよしとなる訳もなく、また試運転。
結構長い距離試運転してみたら、80%までは上がった。
しかし、先生からの連絡で、800〜1000kmは走らないと
正確な状態が掴めないとの事。
もうこれ以上試運転を繰り返すだけは意味がない。と判断して
この内容をオーナーに伝え、様子見をお願いしました。
何とも言えない難しい故障探求でした。
ちなみにマフラーには、
排気温度センサー、O2センサー、NOXセンサー、差圧センサーと尿素を噴霧するノズル。。。。
目一杯色々付いてます。。。。
高度な診断機必須です。
ブログ全然更新してませんが、仕事やってます。。。。